トライアスロンを始める時に用意するもの・こと(オカンブログまとめ5)

トライアスロン トレーニング研究

初めてのウルトラマラソンとヒルクライムレース。今へ続く失敗(オカンブログまとめその4)から続く。

 

2012年6月、ついにトライアスロンを始めます。

始めます、と言っても、いきなり大会に出たわけではなく、半年ほど前から準備はしていました。マラソンで足に違和感を感じ始めてロードバイクを始めようと思ったときからもうトライアスロンは念頭にあったのです。

2011年末頃、SNS(そのころはmixi)のトライアスロンのサークルに入ってみて、どんなものなのか少しずつ情報収集を始めます。2012年の頭に、思い切ってこのサークルの新年会に参加してみました。まだトライアスロンは始めてないけど興味がある、という段階だったので、ほとんど話題にはついていけず、聞く一方だったと思います。始めるとしてもまだショート(S1.5、B40、R10の51.5㎞)しか考えていなかったので、ロングの話には完全に「別世界の人達だ」と思いました(笑)

 

大会が決まらないと具体的に準備も進まないだろうし、と先に大会を決めました。まずは一番短いスプリント(S0.75、B20、R5の25.75㎞)。これは数年前に旦那と出た大会(6月半ば)にエントリー。そしてその後のショートは、一番近かった大阪舞洲トライアスロン(7月半ば)にエントリーしました。

ヒルクライムだウルトラマラソンだと新しい挑戦が続いていたので、トライアスロンの練習を具体的に始めたのは5月に入ってから。と言っても、ランの5㎞もバイクの20㎞も全く問題ない距離だったので、ここに向けての練習はほとんどしていませんでした。
問題はスイムでしたが、これも月に1度か2度、1時間ほど泳ぎに行って、ゆっくりならば続けて750m泳げてはいたので特に不安もありませんでした。

ウェットスーツだけは時間がかかりそうだったので3月にはオーダーしていましたが、それ以外の準備を始めたのはレース月の6月に入ってからでした。

なお、ブログを始めたのもこのトライアスロンデビューの月です。mixi日記ではトライアスロン練習日記を書いても誰も読むまい、と思ったのが理由です。
2012年6月11日が初投稿です。キャラ設定ができておらず読むのも恥ずかしいのでコピーはしません(笑)

 

トライアスロンデビューに向けて用意したもの

トライスーツ:ZOOTのワンピースタイプをwiggleで買いました。


Zoot – レディース Performance Tri レーススーツ ¥11274

今から思えば、なぜいきなり本格的なトライスーツ(しかもワンピース)なのかと笑ってしまうのですが、トライアスロンのレースはこういうものを着るのだ、という思い込みがありました。
実際には、トライスーツである必要はありません。高価で、練習では恥ずかしくて着られないトライスーツをわざわざ買わなくても、レーパンで十分です。(男性はレーパンにウェットスーツ、トランジットでバイクジャージを羽織ればいい。女性はレーパン+ブラトップ、が恥ずかしければ、お腹も隠せるシングレットのようなものを着ておいて、トランジットでバイクジャージを羽織ればいいでしょう)

 

ウェットスーツ:シロモトでオーダーしました。セパレートで、上はフルスーツと袖なしの2種類がセットになったもの。6万弱だったと思います。

これも、オーダーするものだという思い込みがありました。高い初期投資だけど、初期投資だからいいや、と思っていました。
これも大間違い。ウェットスーツは確かに初期投資ではあるのですが、一度買ったらずっと使えるものではありません。1年目がベストパフォーマンスで、その後は年々生地の中の気泡が潰れて縮んでいき、身体に合わなくなってくるのと浮力もなくなっていきます。ケアの仕方で劣化は緩やかにはできますが(こちらの記事を参考にしてください「ウェットスーツのメンテナンスと保管方法」)、3年から5年で買い換えるものなのです。
なので、実はオーダーメイドで5年経ったものよりも、安価な既製品の1年目の物の方が、状態は良かったりします。しかも、初年度と5年目では体型が変わっていることも多いです。私は作った年と5年後では肩幅や背中が別人のように大きくなってしまい、着用すると息苦しく感じるようになりました。

ですから、最初の年にウェットスーツをオーダーするなとは言いませんが、まず1~2年は安い既製品でも問題ないと思いますよ、とは言いたいです。wiggleなら1万円で買えます。

dhb – ウェットスーツ

 

 

バイクパート用品:バイク、シューズ、ヘルメット、ゴーグル、ジャージ上、ゼッケンベルト、ソックス
バイクには乗っていたので、買い足したものはゼッケンベルトのみです。

ちなみに、ジャージの上を着る必要は別にありません。単にトライスーツで人前に出るのが恥ずかしくて耐えられなかっただけです(笑)
なので、トライスーツは別に買わなくてもよかったのです(笑)

バイク本体には、DHバーを付けてみました。近所のショップで買った安い物。これは全く意味のない買い物でした。2年目まではレースでほとんどDHポジションを取らずに終わりましたので、ただの重りでしかありませんでした。安定してDHポジションを取れるようにならない限りレースでも使えません。そのためには日々その練習が必要でしたが、周囲にDHポジションの練習ができる場所がなかったのです。(固定ローラーでは練習にならない)
トライアスロン始める時にDHバーがあった方がいいか?という質問には、「要らない」と答えます。

 

ランパート用品:シューズ、キャップ
何も買い足していません。

 

これが、トライアスロンデビュー(人生では2回目なのですが、自分の中ではこれがデビューだと思っています)に用意したものです。

 

トライアスロン大会デビューまでに準備しておくこと

スプリント(25.75㎞)デビュー時の能力としては、
・スイム・・・タイムはまともに計ったことがないが750mは泳げる
・バイク・・・30㎞/hで巡行できる。100㎞走ったことがある。
・ラン・・・・フルマラソンを走ったことがある(ベスト3時間48分)

でした。25.75㎞という距離を完走するには十分な能力でしょう。しかし、デビューに必要な能力はこれだけではなかったと思います。

・スイム:
×この日がウェットスーツを着て初めて泳ぐ日でした。論外です。窮屈で息ができなくなってパニックになることもあります。事前に練習しておくべきです。
×この日が海で泳ぐ初めての日でした。これも問題だったと思います。可能な限り、海で泳ぐ方法を追及しておくべきでした。
△この日が集団で泳ぐ初めての日でした。これはなかなか環境が作れないですが、OWS練習会などは探せばあるので、デビューまでに経験しておいた方がよりよいでしょう。

・バイク:
×この日までに集団走行の経験がありませんでした(数人でのライドはある)。大問題です。抜く、抜かれる、まっすぐ走る、ルートを変えることの危険性、その際の後方確認、などなど、全くなんの知識も経験もありませんでした。よく事故を起こさなかったと思いますが、こういうトライアスロン初心者はとても多いと思います。ショップの練習会や初心者講習会などに必ず参加して経験しておくべきです。

×この日までにコーナーリング(特にUターン)の練習をしていませんでした。スプリントやショートのトライアスロンでは、必ずと言っていいほど急なコーナーがあります。普通にロードバイクで走っているだけでは、この練習はできません。レースでコーナーを安全に走るためのわざわざの練習が必要なのです。これも練習会や講習会を利用するか、難しければボトルやコーンを置いてコツコツ練習すべきだと思います。

・ラン:
特にないと思いますが、バイクの後に走る練習(ブリック練習)や、バイクシューズからランシューズに履き替える練習はしておいた方が本番も落ち着いてできると思います。

・全体:
×競技規則を知らなかった。その存在も知りませんでした。
ローカルな大会であったため、JTU競技規則についても多分そんなに触れていなかったと思います。事前案内もありませんでした。
しかし、「知らなかった」ではダメなのです。野球もサッカーも守るべきルールがあるように、トライアスロンにも守るべきルールがあるのです。マラソン出身で「ただ走ってゴールに向かえばいい」という頭でいた私には、ルールがあるということが思いつきませんでした。

JTUの競技規則へのリンクをここに貼ります。まだ読んだことがない人は、是非今ここで読み始めて下さい。
http://www.jtu.or.jp/marshal/pdf/jtu_competition_rules_2006.pdf

失礼ながら決して読みやすいものではありません。しかし、ルールブックという物はそういうもの。最初から最後まで目を通しましょう。知らなかったことがあると思います。

 

さあ、ここへの練習はほぼしないで、しかも体調不良(風邪)のまま臨んだデビュー戦の記録です。

6月17日のブログ
2012/6/17 コスミックトライアスロン参戦記録
2012/6/17 コスミックトライアスロン参戦記録 | オカン、アスリート始めました

楽しかったようです。

でも、今ならわかる。練習も準備も不足していました。そしてなにより体調不良。
事故無く完走できたのは、ただラッキーだっただけ。
女子8位だなんていい気になって、恥ずかしい。

咳が止まらないほどの風邪で、スタートしていい競技ではないのです。足が付く海だとかそんなの関係ない。溺れて意識を失ったら、お前ひとりが苦しむだけではないのに。大会運営、スタッフさん、そしてもちろん家族に、多大な迷惑をかける。

5年前の自分に、喝!!!

 

「オカン、アスリート始めました。」まとめその6(タイトル未定)に続く。

 

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Wiggleはトライアスロン用品を多数扱っていて、日本で買うよりかなり安いです。ウェア類は試着したいと思うので慎重になった方がいいですが、それ以外ならセール中にまとめて買ってしまうのが賢いです。

最初に揃えるものでお勧めの物を少し紹介します。


ゴーグルはこのアクアスフィアのカイエンをずっと使っています。視界が広く、ベルトの調節が簡単。女性用に小さめの物があります。消耗品なので3か月くらいでは買い換えることと、持ち運びはかならずケース(買ったときについてます)に入れましょう。裸で入れると必ず細かい傷が入り、それにより視界が遮られます。


ゼッケンベルト。どこのメーカーでもいいのですが、ゼッケンを留める部分がどうなってるかが違います。これはゴム紐がついていて、ゼッケンの穴に通して留めるもの。ゼッケンに穴が開いていないと使えないので、これを買ったら念のため大会に小さな穴あけパンチを持って行くべきです。そのわずわらしさはありますが、まず外れることがありませんので私はこのタイプを使っています。

これはゼッケン止めの凹凸ボタンでゼッケンを挟むタイプ。穴がないゼッケンにも使えますが、トライアスロンのゼッケンは硬くて厚い物が多いので、このタイプは要注意です。ハマらなくて苦労したことがあります。これも持っているのですが、結局安全ピンで留めています(笑)

その他、補給食入れが付いているものもありますが、トライアスロンのゼッケンはバイクで後ろ、ランで前にするので、使用時に使いやすいところにあるとは限らないのです。個人的にはゼッケンベルトと補給食ポーチは分けた方がいいと思います。

 

またちょこちょこ紹介していきますね。

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