ウェットスーツのお手入れと保管方法
トライアスロンのレースや海での練習会の度に、ウェットスーツの手入れをしておきましょう。ちゃんとメンテナンスするかどうかで、寿命が変わりますよ!
1.しっかりと潮抜きして汚れを落とす
2.硬化したウェットスーツに柔軟剤が効く!
3.普通のハンガーに干しちゃダメ!
4.保管は表向きで
5.ウェットスーツのお手入れまとめ
しっかりと潮抜きして汚れを落とす
海で使ったウェットスーツには、雑菌やプランクトンがいっぱい!軽く水洗いしただけで終わっていませんか?使った後は速やかに潮抜きしましょう。
持ち帰ったらすぐにバスタブか大きなバケツに真水かぬるま湯(お湯はNG!)を溜めて、優しくもみ洗いします。数時間つけておいてもいいです。
その後、シャンプーで汚れを落とします。ウェット用の専用シャンプーと通常の洗濯洗剤の違いは、ゴムの酸化防止剤が含まれるかどうかのようです。
バスタブや大きなバケツにウェット用シャンプーか中性洗剤を溶かし、ウェットを沈めて優しくもみ洗いします。
その後水を入れ変えて、今度は真水でもう一度揉み洗い。シャンプーをしっかりすすぎます。
硬化したウェットスーツに柔軟剤が効く!
その後さらに水を入れ替えて、今度はウェットスーツ用の柔軟剤を入れてウェットスーツを沈めます。揉み洗いするとしみこんでいいようです。
柔軟剤についてはウェットスーツ用がお勧め!私はこれを使っています。
シーズン終わりだけでなく使用の度に使うといいです。確実に柔らかさが変わります。
指定の時間を浸け置いて、すすがずにそのままハンガーにかけて干します。
内側の方が水をたっぷり吸って乾きにくいので、乾くまでは裏返しで。絞ると傷む原因になるので、優しく水を押し出す程度にしておきます。もちろん大量の水が落ちるので室内干しは無理ですね。ベランダなど「日陰で」干してください。紫外線大敵です。
浴室内で換気扇を回して(浴室乾燥NG)翌日まで吊るしてから、その後ベランダなどにうつしてもいいと思います。
普通のハンガーに干しちゃダメ!
干すハンガーは一般のハンガーはダメです。ウェットスーツ+水の重みがそこに集中し、肩の気泡をぶっつぶします。
ウェットスーツ専用ハンガーを使いましょう。私はこれを使っています、
自作するなら、太めのハンガーを何本かまとめてタオルをグルグル巻きにし、人の肩の半分以上の厚みにして使うといいでしょう。
保管は表向きで
1日~2日陰干しして完全に乾いたら表に返します。裏返しのまま長期保管すると表面のゴムがヨレてしまい傷む原因になるので、必ず表に返しておきます。
セパレートのボトムは、胴部分をタオルを巻いてからズボンハンガーで挟んで吊るしています。挟んだところは確実に気泡が潰れて傷んでしまうと思うのですが、トップスで重なるところなので目をつぶっています。
保管も「吊るした状態」で!畳むのは絶対NG
そのままクローゼットなどに吊るしたまま保管です。畳んで保管は確実に寿命を縮めます!
なお、服につくと色うつりしたり匂いがついたりしますので、通気性のよいスーツカバーやコートカバーをかけておくか、服との間にそれを挟んでおくといいでしょう。クリーニング屋さんのビニールのカバーはダメですよ。
ウェットスーツのお手入れまとめ
3年も使えば、いや、使わなくても経過するだけで、ゴムが硬化してきつくなってしまうウェットスーツ。高い物なので少しでも寿命を延ばしたいですよね。シーズン終わりだけでなく、毎回の柔軟剤をお勧めします。
しかしそれでもシーズン頭に着用したら息苦しさを感じるほどになっていた場合、どうぞ安全のために買い替えをご検討下さい。劣化したウェットスーツが原因で呼吸が苦しくなりパニックになってしまうこともあるようです。
以上、ウェットスーツのメンテナンスと保管についてまとめました。
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