ロードバイクの送り方【輸送方法の比較】
トライアスロンの大会や遠方でのロングライドイベントに参加する場合など、車載以外の方法でバイクを運ぶことになったとき、どのようにして運ぶかの情報をまとめていきます。
2018年に各社かなり改定されたので、記載している情報どおりじゃないかもしれません。最新情報は各社サイトで金額など確認してください。
ロードバイクの輸送方法
ロードバイクを輸送する方法には、運送会社等を使って事前に送付する場合と、電車や飛行機や船で自分で持っていく方法がありますが、ここでは前者について。
基本的には事前送付すべきだと考えます。
参考までに、宮古島トライアスロンと五島トライアスロンの公式見解を転載しておきます。
・宮古島トライアスロン:「原則として持ち込み不可。事前輸送をお願いしたい。」
空路:大会事務局として原則NG。JAL/ANAとも原則機内輸送は遠慮して欲しい旨記載あり。(最悪積み込みできない可能性がある。)
・五島トライアスロン:「飛行機とジェットフォイルは持ち込み不可。フェリーは可。原則事前輸送で。」
空路:大会事務局として原則NG。JAL/ANAとも機内輸送は原則お断り。
海路:ジェットフォイル:積み込み完全NG。
フェリー:可能。車両扱い。
その他大会も、大会案内に記載があります。
基本的には、「自転車は事前に送るもの」という認識でいた方がいいと思います。(フェリーで持ちこめる距離の方を除く)
ギリギリまでバイク練習をするからと飛行機に持ち込み一緒に運ぶ方もいらっしゃいますが、小型機の輸送量は限られており最悪直前で断られることも考えられます。
では、各運送会社のサービスと料金ページ、特徴などをまとめておきます。
ロードバイクをヤマト運輸で送る
大型荷物扱いとなり、一般の宅配便では送れません。大型荷物を対象とした「ヤマト便」か、自転車輸送に特化した「サイクリングヤマト便」を利用します。
【ヤマト便】
※2017年5月更新※
2017年6月19日より、3辺合計200㎝を超える荷物を取り扱わないと改定され、市販のバイクケースはほぼ全滅となりました。
http://www.kuronekoyamato.co.jp/yamatobin/yamatobin.html
特に事前申し込みなどはいらず、お近くのヤマト運輸に集荷の電話をすれば取りに来てもらえます。ただし、集荷の電話の時点で3辺のサイズ情報がいるので電話の前にメモしておきましょう。取扱い例の少ない営業所などでは「預かれない」と言われることもありますが、「いつも送っている」と言えば通ります(笑)
輸送費用についてはこちら。
http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/search/yamatobin/yamatobin_ryokin/
20㎏だから安い!と思ったら大間違い。サイズを重量に換算して値段が付けられます。
縦(メートル)×横(メートル)×高さ(メートル)×280=容積換算重量(kg)
私の使っているプレミアのバイクガードは128×77×24cm。
1.28*0.77*0.24*280=66㎏換算になります。ので、「80㎏まで」料金です。
(料金例)
大阪から長崎(五島でも):80㎏サイズで3,564円
大阪から沖縄:80㎏サイズで8,230円
※離島追加料金の記載がないですが、宮古島まで送った時は1万円でした。
【サイクリングヤマト便】
https://www.j-cycling.org/ctag.html
ヤマト運輸とJCA(日本サイクリング協会)がやっているサービスです。年会費を払ってJCA会員かCJ+会員になれば上記ヤマト便の60㎏相当の運賃で送ることができます。
追記:サイクリングヤマト便も改訂され、新料金となりました。サイズ上限は「203㎝」。以前の「ソフトケース縛り」は無くなり、ハードケースでも取り扱ってもらえるようになりました。203㎝なので、市販の最も小さいサイズの箱であれば使用可能です。
JCA会員は年会費4000円(+タッグ代2000円初年度のみ)、CJ+会員は年会費2700円(+2回利用分500円)を支払うので、年1回の利用であればヤマト便の方が安くなる場合もあります。
輸送費用はこちら。
http://www.cyclic.ne.jp/demo/yamato/use.html
例)
大阪から長崎五島:2,765円(離島料金表示なし、不明)
大阪から宮古島:6,156円(離島料金表示なし、不明)
五島往復だと、ヤマト便7128円に対しサイクリングヤマト便5530円。サイクリングヤマト便では別に最低3200円かかるので、年1回の利用であれば高くついてしまいます。
しかし宮古島となると別。往復でヤマト便16460円に対しサイクリングヤマト便12312円で4148円。しかもヤマト便は実際は離島料金を取られることがあり往復で2万円かかることも考えられます。年会費を払ってもサイクリングヤマト便が得です。
注意点が一つ。サイクリングヤマト便で取り扱ってくれるのはソフトケースのみというところです。ハードケースや段ボールは取り扱わないとのことなので、エイカーやプレミアは対象外となっています。シーコンのエアロコンフォートはOKです。
つまり、ケースの特徴云々の前に、このサイクリングヤマト便を活用して年に2回以上の自転車輸送をする計画があるのであれば、シーコンなどのソフトケースを選択するのがいいということになります。もちろんケース自体の価格に差があるので、何年やるのか、ということも見越してになりますが。
なお、サイクリングヤマト便は「着払い」に対応していないので、宿から送ってもらう場合は先に運賃を預けておく必要があります。
ロードバイクを佐川急便で送る
3辺合計が160cm以上は「飛脚宅配便・飛脚ラージサイズ宅配便」の対象となります。
http://www.sagawa-exp.co.jp/send/fare/list/sagawa_faretable/
3辺合計230㎝のプレミアを送ると、
例)
大阪から長崎五島:5616円(+離島1050円)
また、佐川急便とコーワ株式会社がやっている自転車配送サービス「シクロエクスプレス」というサービスがあります。
http://cycloexpress.co.jp/
3400円で配送キットを買って(キット送料込)組み立てて自転車を入れて送ります。もしくは自分のバイクケースでも送れます。
標準輸送料金で送れるケース
コーワ社製BTB輪行箱、Kabuto社製バイクパック、ACORバイクポーター スマートサイズ、ACORバイクポーターPRO、 バイクサンド、TNI バイクハードケース、OS-500、シーコンエアロコンフォートプラス、プレミア バイクケース、KONNIX バイクケース、グッディーバイクボックス、アスリートペット
追加料金+1000円(税別)で送れるケース
シーコンエアロコンフォート トライアスロン、PROTEXバイクケース BC-2000、その他(3辺縦・横・奥行の合計260cm以内)
輸送料金はこちら。
http://cycloexpress.co.jp/price/
例)
大阪から長崎五島:5000円+離島2000円=7000円
大阪から宮古島:9200円+離島6000円=15200円
ロードバイクを西濃運輸で送る
自転車は「カンガルー自転車輸送便・カンガルー自転車イベント便」の対象です。
https://www.seino.co.jp/seino/service/domestic/cyclingtrans/
http://www.seino.co.jp/seino/service/domestic/cycling/
自分のケースに入れるか(3辺の合計サイズが280cm未満、且つ重量30kg以内)、輪行箱を2700円で買って、集荷を依頼します。
輸送料金はこちら。
http://www.cycle-seino.jp/service/price/
例)
大阪から長崎五島(離島扱い):9,111円
大阪から宮古島(離島扱い):12,205円
ケースについてはこちらをご覧ください。
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