人前で話すのが苦手、を克服して得意にする方法

仕事・副業

もうすぐプレゼン・・・人前でしゃべるのめっちゃ苦手で緊張するううううう。どうしたら上手く話せるようになるのかしら・・・。

私は仕事柄(コンサルタント)人前で話すことも多く、今は「まあ得意かな♪」と思えるのですが、そう思えるようになったのはここ1年くらい。大昔はMC経験もあったけど、産休に入って以来10年くらいは人前どころか旦那子供としか話さない生活wをしていたし、人前でしゃべるなんてもう無理!!と思ってました。

そんな私が、どうやってスラスラ喋れるようになり、「お話分かりやすくてとても楽しかったです!」と言って頂けるようになったのか、その方法を書きたいと思います。



人前で話すのが得意になるには準備と練習あるのみ

いきなり身も蓋もない結論なんですが(笑)ほんとに練習が一番です。それも、誰かに聞いてもらうのが望ましい。

なんで練習するのがいいかと言うと、単にリハーサルできて安心できるからというわけではないのです。
言いたいことを伝えるための表現力は、言葉を口に出さないと身につかないから、です。

本で読んだ表現は文章には書けるけど、いざ会話になると出てこない、ってことありませんか?そう、話すための言葉は、口に出して初めて自分のものになるのです。

「こういう時、どう言えば分かってもらえるかな?自分の伝えたいことを伝えるにはどう表現したらいいのかな?」
考える→実際に口に出す、を繰り返し練習しておかないと、「話すのが得意」に行きつけません。

日々の意識と練習で、使える語彙を身に着けよう

じゃあプレゼンや報告会に備えてみっちり時間使って練習するか、となってもなかなかそんな時間取れませんし、実はそれでは遅いのです。
話が上手い人は、普段の仕事の中でその練習をしています。

会社で同僚に仕事の説明をする時、上司に資料のレビューをしてもらう時など、誰かに何かを説明するときは、全て練習だと思いましょう。
話す内容が書かれた資料は伏せて、ポイントやキーワードが書かれたメモだけ見ながら話すこと。

そしてその時、次を意識して盛り込みます。

  • つまり、○○です
  • 要するに、○○ということです
  • 具体的には、○○
  • 言い換えれば、○○です

など、説明していることをいろんな言い方で言い換えてみるのです。
これにより、「使える語彙力」が身につきます。

ここが、練習しておかないと本番言葉が出てこないところなのです。
資料に書かれていることを読むだけなら、資料を渡すだけでいい、と相手も思うでしょう。対面で話を聞いて、「説明してもらってよかった!」と思われるのは、2つ3つ別の表現で補足して内容の理解を深められた時です。

その言い換え表現を持っておいて、説明する相手や反応によって言い換えることができれば、「人前で話したら頷いてもらえる」人になれます。

そうなったらこっちのもの。ああ、自分って話すの上手かも!と思える自信がついてきます。



練習以外に事前準備もしっかりしておこう

話すのがうまくなってきたからと言ってプレゼン前の準備を怠ると、とたんに言葉に詰まるようになります。
・要するに
・例えば
の武装ができていないと、いくら言い換えそのものが上手くなっても中身が空っぽで、言葉がでてきません。

話す内容や言葉の言い換えを用意する、のは何も口に出さずともできます。インターネットで「(キーワード) とは」「(キーワード) 例えば」と打って出てきた言葉や言い回しを材料にしてもいいですし、先輩や同僚ならどういう言葉を使うか聞いてみてもいいでしょう。

大事なのは、本番の場に誰が来るのか、その人達が理解しやすい言葉のレベルはどこなのか、その人達がシンクロできそうな具体例はどのようなものか、を把握することです。それに合わせた言い回しや具体例を用意しましょう。

ただし、これは資料のノートに書き込んだり台本にしたりしないこと。頭に引き出しとして持っておいて、参加者の反応を見ながら使ったり使わなかったりするべきです。
むやみに出しまくると、クドいです。
また、参加者にそぐわない例を出してしまうと、聞く人の意識があっちこっち行ってしまって理解してもらいにくくなります。



人前で話す練習をすると別の効果もある

実はこの練習、人前で話すことがうまくなる以外にも、ある効果をもたらせてくれます。

それは、頭の回転が早くなること
・言い換えれば
・つまり
・要するに
と頭の中で変換を繰り返すことがトレーニングとなり、言い換えや読み替えが早くなってくるのです。

また、その適用範囲も拡がってきます。知らない分野でも、「要するにこういうこと?」と自分の知っていることに適用できることが増えてくるのです。

こうなれば、「仕事ができるひと」に2歩も3歩も近づきます。経験していないことも今までの何かに当てはめて行動できるので、初動が早くなるのです。



さあ、どんどん人前で話そう!

それでも苦手だから、恥ずかしいから、と人前で話す機会を避けてしまう方もいるでしょう。

安心してください。ほとんどの人がそうです(笑)
だからこそ、練習して人前で話せる人が重宝され、買われるのです。

さあ、今日からぜひやりましょう!
ご家庭でもできます。家族に話しかけられたら、「へ~、それってつまりこういうこと?」と言い換えるゲーム。
「あーそうそう!」と頷いてくれたら勝ち!

奥様のこんな愚痴
「XXちゃんママがさー、いつも遅れてくるの!しかもいつもお菓子持ってこないでうちのは食べるしさ~。超むかつく!」

(そんな100円とか200円のつまんないことで怒るなよ・・・)と思わず、

「そうか~、XXさんは皆で決めた時間通りに来ないんだね。5分でも遅れると予定がずれて気持ち悪いよね。」
「遊ぶ時は、みんなでおやつは分担しようって取り決めてるんだね。それだと不公平にならないからいいね。でもそうやってルールを守らない人がいるんだ。それだとなんだか損した気分になるね。たとえ100円でも200円でも、その不公平感が嫌だね。」

と言い換えるゲームをすると、
「そうなの!!そうなのよ!!金額じゃないの!」
と、奥様の気分も晴れて機嫌が良くなるはず(笑)一石二鳥です(笑)

ぜひ、頑張って下さい(笑)

話す練習の参考書籍

話し方の本はたくさんありますが、テクニック的なことじゃなく「言いかえを増やそう」ってことを重視してる本としては、この著者の本が良かったです。
「目に入ったものを5種類の言葉で言ってみよう」みたいな練習方法が書いてあるんですが、まさにそういうことです。

 
また、やってることって「話す」に限らず思考力のトレーニングでもあります。いわゆるロジカルシンキング。
ロジカルシンキングの本ってたくさんありますが、これがお勧め。ベストセラー「ロジカル・シンキング」を具体例で実践しながら習得できます。

話すたびに、話し相手が頷いてくれることが増えてくると、話すことが楽しくなってきますよ!
ぜひ練習頑張って下さい(^^)



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