Garmin ForeAthlete 945のゾーン設定方法
Garmin 945でのゾーン設定の方法を解説します。
心拍計機能が搭載されたガーミンで初めて心拍トレーニングをされる方もいらっしゃると思います。
心拍トレーニングは、まず始めに正しくゾーン設定がなされてこそ効果があるもの。初期設定で年齢を入れただけで仮設定されますが、できれば自分で計測して設定しなおしておきましょう。
ゾーン設定をする画面(Garmin Connect)
端末からでもGarmin Connectからでもどちらでもできます。Garmin Connectからの方が格段にやりやすいです。(以下、iPhoneアプリの画面配置です)
マイデイの画面から、Garminマークが表示されているところをタップ。
ユーザー設定 をタップ。
最下段に「心拍ゾーン」「パワーゾーン」と並んでいます。心拍ゾーン をタップします。
4種類のゾーン設定を登録できます。ハートマークが標準のもので、これ一つだけ設定するのでも構いません。
しかし実際はランニング、サイクリング、水泳でそれぞれゾーン設定が異なるので、それぞれで計測して設定するのが望ましいです。
基準 をタップすると、計算方法が選択できるようになっています。初期設定では「最大心拍%(最大心拍数に対する割合)」で設定されています。
ゾーン設定の基準はどれを選べばいいの?
最大心拍数計算は、健康維持・増進目的の方はいいと思いますが、なんらかの競技でパフォーマンスアップを狙おうとされている方にはあまり適しません。 最大心拍数が測定できればいいのですが、普通のトレーニングで最大心拍数付近まで上げることは考えにくく、仮の値「220-年齢」で設定されます。 しかしこれは日常的にマラソンや自転車スポーツをされている方には低すぎる数値だと思われます。
お勧めは、乳酸閾値基準。それこそ測定できないじゃないか?と思われるかもしれませんが、乳酸閾値(LT)は機能性作業閾値FT=1時間続けられる最大、と近いとされています。 1時間走をすることや、20分間走をして0.95をかけることで求められます。
詳しくはこのへんで書きましたのでご興味あればご覧下さい。
TTB解説(4)成果を出すためのトレーニング強度(用語解説編) | オカンアスリートの研究室
強度計測の実際とゾーン設定について解説します。 だいたい3年以上の経験を積んだトライアスリートにとっては、トレーニングの強度を管理することが成績向上のカギとなります。強度は頻度や時間のように簡単に測ることはできませんが、ツールを使えば管理は可能です。 …
20分間頑張って最大の力で、走る・自転車に乗る(ローラーがお勧め)・泳ぐ、で算出できた20分間の平均心拍数がLT基準値となります。
ゾーン設定の計算(LT基準の場合)
基準を%LT、乳酸しきいち値に計測した心拍数を入力すると、 自動でゾーンを計算してくれます。
ラン、バイク、スイム、それぞれで設定することができます。画面上から競技の種類を選択してそれぞれ設定します。
一般的に、ランが高く、バイクとスイムはそれより5~10低いと思われます。
また、LTはトレーニングにより向上し、長いオフなどで下がります。よって、定期的に計測して設定しないと効果的なゾーンとなりません。(向上しているのに値がそのままだと同じゾーンが楽になる)少なくとも長期オフからトレーニングを再開する時などには測りなおすと良いでしょう。
以上、Garminでの心拍ゾーン設定の方法と、お勧めゾーン設定をご紹介しました。
関連記事
TTB解説(4)成果を出すためのトレーニング強度(ゾーン設定編) | オカンアスリートの研究室
「トレーニング強度」について、計測方法と、そこからのゾーン設定について解説されている部分をまとめました。 …
人気記事 「トライアスロンは痩せますか?」への答え
人気記事 社内にトライアスロン部・サークルがある会社【社長が部員な会社も!】
« Garmin ForeAthlete 945 ウォッチフェイス設定方法 TrainingPeaks(トレーニングピークス)関連用語集 »