トライアスロンにおすすめのボトルケージ【給水は戦略です】
暑い季節に行うトライアスロンにおいては水分補給がめちゃくちゃ重要!
どんなにトレーニングを積んでも、途中で脱水が進むと運動し続けられなくなってしまいます。
そこで今回は、トライアスロンで上手に給水をするためのテクニックや、そのためのグッズについてご紹介します。
1.トライアスロンのバイクでの給水方法
(1)オリンピックディスタンス
(2)ミドル・ロング
2.トライアスロンの給水戦略
3.つけるべきボトルケージの数
4.ボトルケージの選び方
5.おすすめボトルケージ
6.まとめ
1.トライアスロンのバイクでの給水方法
トライアスロンのバイクパートでの給水方法は、短い距離の大会(スプリントやオリンピックディスタンス)と長い距離の大会(ミドルやロング)では異なります。
(1)オリンピックディスタンス
短い距離の大会では、まずバイクパートにエイドステーション(給水できる場所)はありません。
なので、20kmや40km走るために必要は水分は、最初からバイクに積んでおかなければいけません。
(2)ミドル・ロング
長い距離の大会では、一定間隔でエイドステーションが設けられており、そこで水やスポーツドリンクの入ったボトルを受け取ることができます。
なので、エイドステーションを利用することを頭においてボトルやボトルケージを用意します。
2.トライアスロンの給水戦略
トライアスロンでは給水は「飲みたくなったら」ではだめ。戦略を持って準備しておくことが重要です。
水をかけて体温を下げ発汗を減らす
経口補水液レベルの塩分量のドリンクを飲む
給水とエネルギー補給は必ず分ける
実は一番重要なのは、「給水のしかた」ではなく「いかに体温を下げ発汗を減らし給水を減らすか」です。給水のしかたより、給水を減らす方が重要。
なぜなら、運動中の胃腸の消化力は著しく落ちており、飲んでも吸収されにくいから。「水をかけて風を受け、体温を下げる」が給水の戦略なのです。
その上で、給水する飲み物の内容や量を考えます。これはまた別の記事にしますが、ここでは
・スポーツドリンクではNG。経口補水液が良い
・給水用のドリンクにエネルギージェルを混ぜるべきではない
とだけ書いておきます。
3.つけるべきボトルケージの数
それを踏まえて、必要なボトルの数(つけるべきボトルケージの数)です。
ずばり、つけるべきボトルケージの数は、
短い距離の大会:2つ
長い距離の大会:3つ以上
です。
(1)オリンピックディスタンスでボトルケージ2つの理由
たった20kmや40kmで2本もいる?重くなるだけでは?と思われるかもしれません。
いります。その理由は、1本は飲む用、1本は身体にかける水用だから。
5月や10月の涼しい大会ならともかく、暑い時期に行われることが多いオリンピックディスタンスの大会。そのような環境では、外にいるだけでどんどん発汗は進みます。
バイク中は調子よかったのに、ランになって途端に脚が動かなくなった、という経験をしたことはありませんか?
それは、バイクで脚を使いすぎたというだけでなく、バイク中に脱水が進んでしまったからということもあるのです。
(2)ミドル・ロングでボトルケージ3つ以上の理由
長い距離の大会では3つ、次第によっては4つ付けましょう。
②ダウンチューブに1つ(エネルギーと水分)
③シートチューブに1つ(かける水)
④サドル後ろに1つ~2つ(スペアタイヤと工具)※サドルバッグでOK
この構成がベストです。
・飲みやすいDHバーボトルでこまめに水分と塩分を補給
・エネルギージェルはボトルに入れて飲みやすい濃さにしておく
・シートチューブはかけ水ボトル専用にあけておく
・工具はサドル後ろに
ジェルは個包装のまま持つと飲むのに手間がかかるしゴミが出るのでボトルに入れてしまうのがお勧めです。味を変えたければ変えたい分だけ補給食バッグに。
サドル後ろに飲む用のボトルを配置するのは、私はおすすめしません。出し入れしにくい、段差で飛びやすい、乗り降りで脚をひっかける、などデメリット多い。
4.ボトルケージの選び方
ボトルケージに求められることは、
・安定感(固定力)
・取り出しやすさ(DHバーボトル以外)
です。
「軽さ」とか言ってるショップは単に高いカーボン品を売りたいだけ
このうち、固定力については、ボトルケージにビニールテープを巻くことで対応できるのでここでは除外。
八田さんのサイトで解説してます。
「ケージにテープを巻く」というボトル落下対策
取り出しやすさ、については、利き手側に開いた横出しケージがおすすめ。取り出し、挿し込み、いずれも視線を落とすことなく自然にスムーズに出し入れできます。
5.おすすめボトルケージ
それを踏まえて、私がお勧めするボトルケージはこれ!
スペシャライズドのZEE CAGEⅡ
横出し式です。出し入れがしやすく、サイズの小さいフレームでもダウンチューブ・シートチューブで干渉しにくい。
右出し・左出しあるので、ご自分がどちらの手を離しやすいかで決めましょう。
まあ、一つずつ買えば前後入れ替えればいいだけなのでオッケー。(シートチューブは右出しには左出し用を買う)
Amazonや楽天では買えないので、スペシャライズドのオンラインショップでどうぞ。
スペシャ以外で横出しできるボトルケージはこのあたり。いずれも左右あるので注意。
左右どちらから出せるタイプもあります。ただしこれはホルダー力を犠牲にしている可能性があるので使うならビニールテープ術で固定力アップしたいところ。
なお、DHバー用はまた別の記事にさせてください。私が使っているのはこれです。
DHバー上ボトル【XLAB TORPEDO Versa 200】レビュー
TTバイクのDHバー上に設置するボトルとして、XLABのTORPED Versa200を購入しましたので、設置方法や使い勝手を残しておきます。
6.まとめ
給水は、飲むよりかける
かけ水に対応できる数のボトルケージがいる
出し入れしやすい横出しケージがおすすめ
以上、トライアスロンでの給水戦略・お勧めボトルケージについてご説明しました。
おすすめボトル、おすすめDHバーボトル&ケージ、給水量や回数については別途書きますね。
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