テンポトレーナーで効率の良い泳ぎを習得しよう

お勧めグッズ トレーニング研究

こんにちは、るみおかんです。
(@rumikotubuyaki)

今回は、スイムが上達しない!という方にお勧めのグッズを紹介します。特に、たくさんかいてしまうからしんどくて泳ぎ続けられない、という方に。

「テンポトレーナー」という水泳用品です。

防水の電子メトロノームで、設定した間隔でピッピッピッと音を鳴らせます。これを練習に使うと、効率いい泳ぎを身に着けることができるのです。

使い方などをご紹介します。


目次
1.フィニス・テンポトレーナーとは
2.テンポを意識して泳ぐ効果
3.テンポトレーナーの使い方
4.ランでもバイクでも使えます
5.テンポトレーナーの値段
6.テンポトレーナーまとめ

フィニス・テンポトレーナーとは

Finisという海外水泳用品メーカーが発売している「防水電子メトロノーム」です。

  • 水中で聞こえる音量のビープ音が鳴ります
  • テンポは1/100秒単位で調整可能
  • スイムキャップやゴーグルベルトに固定できる

単純に「設定した間隔で音を鳴らしてくれる」だけの製品なのですが、完全防水で、水中でも聞こえるように耳の近くに着けられるようにしたというところがポイント。

結構なお値段するのにベストセラー商品です。

テンポを意識して泳ぐ効果

設定した間隔で音を鳴らして泳ぐのが何がいいのでしょうか。

トライアスロンでは、省エネで効率のいい泳ぎのために「ストローク数を減らしましょう」と言われます。

そのために泳ぎのストローク数を数えたりしますが、ストローク数を減らすだけではスピードは落ちます。1回のかきで進める距離が変わらなければ、かきの数を減らせば遅くなる(同じ時間で進む距離が短くなる)わけですからね。

そこで意識するといいのがテンポ(ピッチ)です。

あるべきテンポに合わせて泳ごうとすることで、1かきの進む距離を改善して効率いい泳ぎを習得することができるのです。

「沈むからたくさんかいてしまって疲れる人」なら、今よりも遅いピッチを鳴らしてそれに合わせて泳ぎ、「どうすれば沈まず0.1秒でも耐えられるか」を追求しようとします。

「疲れたくないからゆっくりかいてしまって進まない人」なら、今よりも早いピッチを鳴らして合わせて泳ぎ、「どうすればこの早いピッチで疲れないか=無駄な動きをせず抵抗を減らせるか」を追求しようとします。

このような効果を得られるのが、テンポを意識する効果です。

ちなみに後者はトライアスロン大会で撃沈するタイプです。水面に浮いてるだけの時間が長いので波に勝てないのです。(経験談)

テンポトレーナーの使い方

テンポトレーナーを使っての具体的練習方法の例です。

ランでもちょこちょこ走っている人(195以上)がピッチを落とすパターンと、速いピッチで走れない人(170以下)が180を目指すパターンがありますが、基本的には同じです。

たくさんかいてしまう人がピッチを落として速くなる練習

  1. テンポを落として同じストローク数で泳ぐ
  2. 落としたテンポのまま1少ないストローク数で泳ぐ
  3. 元のテンポに戻して2のストローク数で泳ぐ

25m普通に泳いでタイムとストローク数を数えます。25秒20かきだったとしましょう。

1かきあたり1.25秒です。1かきあたり1.25m進みます。(けのびを考えると変わりますがいったん平均で考えます)

(1)テンポを0.05秒ゆっくりにして1.30秒に設定します。そのテンポで20かきで泳ぎます。ゆっくりになっている分は、入水後グライドで耐えます。

(2)それに慣れたら、そのテンポのまま19かきで泳げるように意識します。同じ推進力では実現できないので、どうしたら水を捉えるか、水中動作を上げるか、抵抗を減らすか、様々な身体の模索がなされます。

(3)ストロークを減らすことができたら、ピッチを1.25秒に戻して同じストロークで泳ぎます。

これにより、25mが19かきで同じテンポで泳げるようになり、25mのタイムが25秒から23.75秒に縮まります。

ゆっくり泳ぐ人がピッチを上げる練習

これは単純に今のピッチより早く泳ぐことに慣れるといいです。
ランのメトローム機能を使う人もそうですよね。

同じく、25m泳いでタイムとストローク数を数えます。30秒20かきだったとしましょう。
1かきあたり1.50秒です。1かきあたり1.25m進みます。

テンポを1.45秒、1.40秒と徐々に短くしていき、合わせて泳ぎます。

早めれば動きが荒くなり抵抗が増え、最初は心拍も急に上がり、落としたくなる気持ちでいっぱいになると思います。でもそこを耐えて、聞き続けます。1かきのどの場面で短くしてどの場面は変えないかを試行錯誤します。

    私は、
    ・グライド時間は変えない(短くしない)
    ・リカバリー時間は前半早く後半そのまま
    ・水中時間を短くする
    ・でも腿タッチしてから出す
    ことでしんどくならずピッチを上げることができました。

ランでもバイクでも使えます

このテンポトレーナー、ランでもバイクでも使えます。

私はそもそもラン用に買いました。Garminのメトロノーム機能を使っていると電池の減りが早いのでロング大会では持たないだろうと思って買ったのです。

キャップやサンバイザーにクリップで取り付けられて、耳のそばなのでよく聞こえます。

私はピッチが速くて落としたい方ですが、逆の方が多いのでは?
Garminでももちろんいいですが、音楽聞きながらだと聞こえないことが多いので、耳元で鳴らしてくれるテンポトレーナー、便利ですよ。

テンポトレーナーの値段

Amazon、楽天、Yahooで買えます。
2020/2/23現在、Amazonが6800円、楽天とYahooショッピングでは7980円で出ています。

Amazonが1000円以上安いですが、2/23現在残り3つです

フィニステンポトレーナーまとめ

  1. テンポトレーナーは効率のいい泳ぎを身に着けるために使える
  2. まずは自分のタイムとストローク数を計ってみよう
  3. 在庫少ないので早めにどうぞ

以上、スイム練習の補助グッズ、「テンポトレーナー」をご紹介しました。

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