宮古島トライアスロンでした失敗全公開【初ロング】

ロング完走への道 補給・栄養研究

宮古島トライアスロンに向けて練習頑張っている皆さん、お疲れ様です!

私は宮古島トライアスロンには1回しか出たことがありませんが、初めてのロングトライアスロンだったので、それはそれはたくさんの失敗をしました。

宮古島トライアスロンに限ったことばかりでは無いのですが、今年初めて宮古島トライアスロンに出る方の失敗回避に1つでもなればと思いますので、全て晒します!



気温差に慣れなくて初日でバテた

4月の気温差は、大阪と宮古島で10度以上。空港に降り立ったら、暖房が入ったような気温に体が慣れず一日でぐったりしてしまいました。

【対策】他府県から宮古島に行く方は、1ヵ月ほど前からサウナを利用して体を熱にならしておきましょう。

前日前々日歩きすぎた

着いてからどう動くのか、受付会場からホテルまでの距離などを全く想定していなくて、行き当たりばったりでスマホで地図見ながら行動。

レース直前にも関わらずかなり歩いて足を使ってしまいました。

【対策】レース以外の動きについてもシミレーションしてから行く

バイクをうまく組み立てられずメカトラブル

輪行が初めてで、うまくできませんでした。
箱の中で動いてはいけないところが固定できておらず、荷物が当たってデュアルコントロールレバーがおかしくなってしまいました。

結果、試走の予定をキャンセルしてメカニックに飛び込むことになりました。

【対策】バイクメンテナンスができない事はリスク。最低限のメンテナンスの勉強を。解体・梱包・組み立ての練習を。

動きを把握していなくてバイクシューズのままかなり歩いた

前日の動きをシミュレーションしておらず、バイクを預けてからバイクシューズのまま帰ることになるのが思いつきませんでした。

結局タクシーに乗りましたが、それでも結構クリートを減らしてしまいました。

【対策】事前シミュレーションをする、バイク預託には履き替える靴を持っていくこと。


動きを把握していなくてバイク預託でおろおろ

バイク預託はどこで何をどう預けるのか、全く想定していなくて、いろんなものを積み忘れました。結果、翌朝(大会当日)に大量の荷物を持っていくことになりました。

【対策】事前シミュレーションをしっかりする

ウェットスーツを3カ所破いた

メカニックに行ってて時間がギリギリだったせいもあるんですが、前日のスイムイベントに参加するためウェットスーツを着ようとして、焦って太もものあたりを3カ所ほど破りました。

レース前日に、もちろん補修するものなんて持ってきていなかったのでものすごくショックでした。

【対策】ウェットスーツの着方を知っておく、時間に余裕を持って動く

前日全く眠れなかった

緊張して全く眠れませんでした。多分30分ぐらいしか寝てません。

これは今でもたまにあるんですが、もう眠れないものと分かっているので対策するようになりました。

【対策】前々日から同じ時間に寝る、グリシンなど睡眠サプリを飲む、寝たい3時間前にお風呂などパターンを持っておく。

なお、睡眠導入サプリは絶対にぶっつけ本番しないこと。私は事前にいくつか試して、翌日何をする気も起らなくなった商品もありました。
私はグリシンが効き目もあるし副作用もないので普段から愛用しています。(アミノ酸の一種)

危うく裸足で走るとこだった

この年の宮古島は、初めてスイムが中止になってランに変更。第一ラン用のシューズがない人がかなりいました。

私も、宮古島には持っていってあったのですが、まさか中止になると思っていないので当日朝の荷物に入れていませんでした。
当日朝、ホテルロビーで会ったブログの読者さんに教えてもらって慌ててシューズを入れました。

あれがなかったら裸足で走ることになってました。

【対策】選手ガイドを隅々まで読む、もしかしたら中止になるかもしれないと思って行動する

当日朝の荷物が多すぎて疲れた

朝のトランジションの準備を全く研究していなくて、とにかく必要なものを全部会場へ持っていったので、朝の荷物がパンパンでした。

選手バスで行ったので足元が窮屈で辛かった。空気入れなんかは現地で借りれるので持っていかなくていいんですよ。出た人に聞けばわかるのに聞かなかった。
(今借りれるかどうかは知りません)

【対策】何をいつどうやってどこに持っていくのか事前シミュレーション、選手ガイドを隅々まで読む


制限時間を気にしてなかった

今はもう設定が変わっているのですが、その年はスイムが中止になってランに変わる場合、スタート時間が1時間後ろ倒しになったのです。

でも各制限時間は変更なし。
スイム3キロからラン6.5キロへの変更なので、制限時間はかなり厳しくなりました。

それでもまさかバイクで引っかかるなんて思ってないから制限時間の計算もしてなくて、バイクの制限時間はほんとにやばかったです。
あと4分でアウトでした。

【対策】自分がまさか引っかからないと思っても制限時間は把握しておく、バイクに貼っておく。

トランジションの動線が分からずレース中に逆行した

これはランに変わったせいでもあるのですが、トランジションの動線を理解できてなくて、トランジションエリアを逆行してしまいました。

初めての中止で皆よく分かっていなかったのもありますが、冷静に周りの人がどうしているかを見ればわかったと思います。
そもそもの情報収集不足でした。

【対策】マップや前日現地で確認をしながら事前シミュレーション

補給食バックが膝に当たりまくった

初ロング、大量に補給食を用意して、そのすべてをトップチューブの上の補給食バックに入れていました。

補給食バッグ自体は実走して試していたのですが、本番ほど補給食をパンパンに積んで確認していなかった。

すると本番、バイクに乗って少しこいだだけで、補給食バックが左右に大きく揺れ膝に当たる事が発覚。
こんな状態で150キロも焦げない!!とめちゃくちゃショックだったことを覚えています。

【対策】本番相当の補給食を積んで支障がないか実走テストを行う

これ、揺れなくてお勧めです(今使ってます)そんなに入らないので、ジェルはボトルに入れるって人なら使えるかと。



DHバーが全く使えなかった

宮古島の時(7年前)はDHバーのパットが跳ね上がるタイプを使っていたのですが、これが大失敗。

DHポジションになるために跳ね上がっているパットを肘で押さえつける動きが入るのですが、スイムが中止になるほどの強風の中でその動きが怖くて、ほとんどDHポジションを取ることなくレースが終わりました。

強風の宮古島でに出ることがわかっているのだから、強風の中でポジション変更も十分に練習しておくべきだったし、そうすればこのDHバーが適していないと言うことにも気づけたと思います。

【対策】本番を想定した練習で装備の確認をする。

補給に失敗した

糖質を摂っていればいいのだと思い単純にカロリー計算してジェルを摂取。血糖値の乱高下が起こって空腹感に苦しめられました。

また、ジェルのほかに自作の羊羹も持っていったのですが気持ち悪くて全く食べられませんでした。
もっとロング練習でちゃんと補給練習をしておくべきだったと思います。

【対策】補給の練習(自分に合うかの実験)をしておく

補給の練習についてはこの記事をご覧ください。

後半泣きながら走っていた

補給の失敗とロング練習不足が原因で、バイク2周目は全然力が出なくて、泣きながら走っていました。

今思えばロング対策不足。
練習はそれなりにしていたのですが、持久力を上げる練習ができていなかった。

【対策】持久力練習をする。

なお、持久力練習には「低糖質状態で運動する」が効果的です。

スイムバイクの後CW-Xなんて履けるわけがなかった

バイクの制限時間4分前にフィニッシュゲートを通りました。ランスタートにも制限時間があるのでトランジションでゆっくりしている暇はありません。

そんなことも全く想定していないので、フルマラソンを走り切れるよう全着替えの予定で準備をしていました。
バイクパンツを脱いで下着も履き替えてCW-Xのロングタイツを履いてランスカート。

しかしバイク150キロが終わって力が残っていない脚で、しかも汗で濡れている状態でCW-Xのようなコンプレッションタイツがまともに履けるわけもなく、、、。
時間もないのでものすごく焦りながら適当に履きました。膝位置も合ってなくて、かえって走りにくかったかもしれません。

【対策】トランジションのシミュレーション、疲労状態を想像して準備しておく

吐いたし下した

レースレポートには全部は書いていなかったのですが、ランの途中にトイレに行って吐きましたしお腹も壊して完全に下しました。

原因はちょっとわからないんですけど補給の失敗だと思います。バイクで完全に胃腸がやられてしまった。

【対策】レースまでに毎週ロング練習で補給の実験をする

自分の消化能力や胃腸の強さで耐えられる補給内容とはどのようなものか、実験して結論を出すしか方法は無いのです。
そうしていなければ本番が実験になってしまうのです。

大事なことなのでもう一回貼っておきます。



血尿と血便が出た

これもレースレポートにはちょろっとしか書いてませんでしたが、ランの途中で駆け込んだトイレでトイレを真っ赤にしました(笑)

【対策】しようがないかな~。それだけ、初めての人には過酷なものだと理解しておく、かな。

ランの補給食は一切取れなかった

バイクで既に補給に失敗してもう何も取れなくなっていますので、ランでも引き続き補給は出来ませんでした。

結果、後半は完全にゾンビになりました(笑)

【対策】ロングブリック(ビッグデイ)を2回くらいはして、ランでの補給もシミュレーションしておく

ゴールしてからも吐いたし血尿と血便

制限時間15分前ぐらいにギリギリゴールできたのですが、ゴールしてすぐトイレに駆け込んで吐いてます。お腹も完全に下してます。
なのでゴールできたと言う感動はありましたけど、正直辛いの方が大きかったです。

フィニッシュ会場から離れて打ち上げの場所とかに行ってからも血尿&血便。打ち上げてないで帰って寝ろよと思いますが、せっかく誘って頂いて断れなくて。

【対策】ってわけじゃないですが、ゴール後はまともな状態じゃないかもしれない、と想定しておいた方がいいです。チームで行ってるなら、先に連絡先を交換しておく、打ち上げ会場は厳密に人数で予約しない、とか。


もうやらない、と思った

で、何とかホテルに帰って完走したことを喜んだり、ブログのコメントを見たりして完走したんだなぁと喜んでいましたが

内心もうやりたくないと思いました。

それぐらい辛かったし過酷だった。
だってレース中に吐くし下すし血尿出るし血便出るんですよ(笑)

そんなスポーツ、絶対寿命縮めるじゃないですか。

でもスイムが中止だったから・・・。もうやらないなと思ったけど、スイムが中止だったのでトライアスロンができてない。

ここでやめたらロングのトライアスロンはやってないことになる。

来年もう一度チャレンジしようと思った

と言うことで、かなり悩んで悩んで悩んで悩んだ結果、翌年もエントリーすることになったのでした。
そんなことはブログには書いてなかったけどね。

まあ宮古島は外れて五島に行くことになったんですが。

宮古島トライアスロンでした全失敗まとめ

と、思い出せる限りすべての失敗をあげました。

今思えば、この失敗のおかげでその後のレース準備ルーティーンが出来上がった。
事前の下調べ、シミュレーション、物の準備、補給の実験、装備の実験。

今年初めて宮古島トライアスロンに挑戦する方は、どうかこの初ロングの私を反面教師にして、しっかりと準備して本番を迎えてください。

以上、一部汚い話もありましたが人生初の宮古島トライアスロンで起こった失敗集でした。ご参考になれば幸いです。


人気記事 「トライアスロンは痩せますか?」への答え

人気記事 社内にトライアスロン部・サークルがある会社【社長が部員な会社も!】

« »