【トライアスロン】ウエットスーツの着方・脱ぎ方のコツ【タイム短縮】

トライアスロン

トライアスリートー「ウェットスーツを着るのにいつも時間がかかるなぁ。着るときのコツってあるのかな。脱ぐのも下手でいつもモタモタする、、、上手な脱ぎ方教えて?」

そんな悩みにお答えします。

ウエットスーツの着方で泳ぎが変わるの知ってました?

また、脱ぐのはレース中なので、上手に脱げるとタイム短縮になり、焦りもなくなります。

なかなか知ってる人がいない着脱テクニック、覚えて練習しておきましょう!

目次
ウェットスーツの着方で泳ぎが変わる!
ウェットスーツの着方のコツ
ワセリンはどこに塗る?
ウェットスーツの脱ぎ方でタイムが変わる!
ウェットスーツの脱ぎ方のコツ
Graminやアンクルバンドが引っかかって脱げない!の対策
ウェットスーツの着方・脱ぎ方まとめ



ウェットスーツの着方で泳ぎが変わる!

ズバリ、ウェットスーツはちゃんと着ていないと、泳ぎに支障が出ます。

ウェットスーツはゴム製なので伸縮性はそんなによくないです。特に初心者向けの厚い物や安いウェットスーツは伸びません。

泳ぐ前に既に引っ張られていると、、、?さらに引っ張るのに力がいりますよね。水をかく以前に、腕を回すだけでもパワーが必要ということ。

股まで上がりきっていなくて上半身が突っ張っていると、腕を上げる力に強い力がかかってしまいます。
身体の前面に緩みを持たせすぎて背面が突っ張っていると、腰が反りやすくなり、脚が沈みやすくなります。

ウェットスーツをちゃんと着るかどうかは、スイムパートのパフォーマンスに影響するのです。


ウェットスーツの着方のコツ

時間の余裕を持って着はじめよう

まず、着るのにどれくらいかかるのか把握しておき、時間の余裕を持って着始めること。
そうできるように、トランジション準備も計画立てて行いましょう。

ただし暑い時期はギリギリまで着ないこと!熱中症対策が優先です。腰までにしておいて、入水前に上半身着るくらいでもいいです。

コンビニ袋でスルッと着れる

手や足にコンビニ袋を被せてウェットスーツの腕や脚に通すと、スルスルっと抜けます。
濡れていると逆に引っ付いてしまうこともあるので、事前に練習しておいて下さい。

実はそれ用の商品もあります。丈夫で何度でも使えるようです。

絶対に引っ張らないで、少しずつたぐり寄せる

女性しか分かりませんが、履き方はストッキングのパターンです。
できるだけ根元に手繰り寄せてから足を入れて、寄せた所を少しずつ伸ばしていき、股まで履きます。

上げたのに股まで上がってなくても、絶対に腰を持って引っ張らない!ゴムは簡単に裂けてしまいます。
足首から手のひら全体で押さえながら、擦るようにして少しずつ少しずつ上に上げましょう。

腕も同じですが、腕は手繰り寄せてから入れるのが難しいので(片手だから)、コンビニ袋技を使って腕を通してから少しずつ手繰り寄せましょう。

手につけないようにワセリンを塗る

ウェットスーツが擦れて肌を痛めないようにワセリンを塗ります。
この時、手で直接ワセリンを触ってしまうと、ゴーグルを触って見づらくなったり、バイクのハンドルが滑る原因になり危険です。

ビニール手袋をつけてワセリンを塗るといいでしょう。塗り終わったら手袋をひっくり返して脱ぎます。

触ってしまった時のために、レース前の準備品にウェットティッシュも持っておきたいところ。

ウェットに水を入れて馴染ませる

スタート前に必ず一旦入水して、ウェットの中に水を入れて抜きます。これで、一部によれていたり捻れていたところが修正されます。



ワセリンを塗る場所はどこ?

ついでにワセリンを塗る場所を説明しておきます。

首(特に後ろ)、脇下、です。あと6キックの人は内腿も。首は呼吸動作で擦れ、脇はストロークで擦れ、腿はキックで擦れます。

皮膚にもウェットスーツにもたっぷりと塗りこみましょう。

ワセリンは特別なものじゃなくてOK。このチューブのが使いやすいです。

あと使い捨て手袋ですね。100均で十分です。なんなら着るのに使ったコンビニ袋を使ってもOK。



ウェットスーツの脱ぎ方でタイムが変わる!

一方、脱ぎ方です。

ウェットスーツを脱ぐのはレース中。なので脱ぐスピードはレースタイムに直結します。

そんなにタイムを気にしない、と思っている方でも、なかなか脱げないとレース中は焦りますよ~!焦って引っ掻いて破ってしまった、なんてことにならないように、しっかりと流れを把握して練習しておきましょう。

ウェットスーツの脱ぎ方のコツ

スイムアップしてからの流れ順に説明します。

ゴーグルを外さない

スイムアップしてもゴーグルを外さないこと。手に持っているとウェットスーツが脱ぎにくくなります。

ジッパーを下ろして腰まで脱ぐ

トランジションまで歩き(走り)ながらジッパーを下ろします。肩を抜いて一気に腕を抜きます。

ここでゴーグルやキャップを手に持ってると袖が抜きにくくて焦ります。

もし忘れてて先にゴーグルやキャップを取っちゃったら、手に持ったまま脱ぎ始め、袖を抜く前に手を離して袖の中に残してくるようにすれば上手く抜けます。
どっちも練習してみてやりやすい方でどうぞ。

お尻を抜いてめくり下ろし片足を抜く

トランジションについたら、立ったまま、ウェットの腰部分を両手で掴み、お尻を抜いてべろーんとめくるように一気に下ろします。

しゃがんで、まず片足を抜きます。
※スイムで消耗してフラフラしていたら座りましょう!

抜いた足でウェットスーツを踏んで抜く

一気にめくるように脱ぐのがポイントなので、抜いた方の足でウェットスーツを踏んで固定して、抜けてない方の脚をグッと上げて一気に抜きます。

脱いだウェットスーツは奥にコンパクトに

脱ぎ方じゃないですが、脱いだウェットスーツは足元におかず、クルクルっと簡単に丸めてバイクの奥へ。

間違ってもバイクラックにかけないこと。(ルール違反。厳しい大会ならペナルティ課されます。)



Graminやアンクルバンドが引っかかって脱げない!の対策

これよく聞く悩みです。引っかかって脱げないから脱ぐ前に外してるって方も。

対策はひとつ。Garminやアンクルバンドの上にウェットスーツの袖・裾をかぶせる、です。
スタートボタンが押せるように少しだけずらしていてもいいし、スタートボタン押してから完全に被せてもいい。私はいつもスタート30秒前くらいに押して被せてからスタートしてますよ。

袖抜いてから、LAPボタン押せば良いんです。スイムアップしてすぐ押したければちょっとめくったらいいし。
ひっくり返して脱ぐので、袖・裾の端がGarminやアンクルバンドの上に乗ってればひっかかりません。

ウェットスーツの着方・脱ぎ方まとめ

ウェットスーツ、着るのも脱ぐのも、練習しよう!

読んでシミュレーションするだけではできません。大会中だと焦るので、何度も練習して考えずにできるようにしておくのがポイントです。実際に練習して慣れておきましょう。

くれぐれも雑に扱って破いてしまわないように!

トライアスロンのウェットスーツの着方脱ぎ方をご説明しました。

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