スイムでTSS(トレーニング・ストレス・スコア)を計算する方法

トライアスリート「トレーニングをTSSで管理したいけど、スイムはどうやって計算したらいいのかなあ?うちのプールは時計禁止だし、、、」
そんな疑問に答えます。
・実際の計算の仕方が決められる
トレーニングピークスでTSS管理をしている方でも、スイムは適当という方もいるようです。ちゃんと練習していればかなりの負荷がかかっているもの。スイムもちゃんとTSS計算して管理しましょう。
デバイスや環境の条件によって選択する方法が変わります。
スイムTSSの計算方法
トレーニングピークスでは、スイムTSSはランと同じくペースで計算しています。
FTスピードを1000mタイムトライアルの平均ペースに置き、それとの比で強度を算出。強度と時間によってTSSを算出します。
一方で、心拍で計算することもできます。1000mタイムトライアルの平均心拍をFT心拍と置き、それと練習時の平均心拍の比で強度やTSSを算出します。
スイムTSSの出し方
では、実際はどうやって算出すれば良いのでしょうか。
3パターン考えられます。
1.スイムスピードを測れるデバイスを使う
ガーミンの対応機種など、水中での加速度センサーでスピードを測れるデバイスを使います。
Garmin ForeAthlete 945、935、920XT。
これが1番楽です。泳いでいるラップとレストラップをちゃんと計測しておけば、トレーニングを終了してトレーニングピークスに同期したらすぐにTSSが出ます。
メリット)簡単
ハードル)時計禁止のプールが多い
最近はティップネスなど時計OKなプールも増えていますので、そういうところではこれが1番簡単です。
私は920から945に上げましたが、スイムでの加速度センサがめちゃくちゃ良くなっていて、ほぼ計測ミスがなくなりました。Garmin Forathlete 945、お勧めです。
2.心拍計でドリル記録して心拍TSSを出す
心拍計をつけてドリル記録機能を使ってログを取り、後から心拍データを読み込んで心拍で負荷を測定します。
スイムでの心拍測定はこの心拍計が対応しています。
メリット)時計禁止プールでもできる
ハードル)取り込む操作がめんどくさい
他に、男性だと心拍計をつけるのが恥ずかしいと言うハードルもあるかもしれませんが、それはただの思い込みなのでやってしまえばいいと思います。健康のために泳ぎに来ている人がほとんどな中、ガツガツ泳いでる時点でしっかりガチ勢です。ガチ勢であることを楽しめばいいと思います。
それよりも問題はトレーニングピークスがGarminのスイム心拍を自動で取り込んでくれないことです。ガーミンコネクトからFITファイルをダウンロードして取り込む操作が正直めんどくさい(のでやってません。)
ただし心拍自体はとっておくと週のトレーニング強度を把握するなどに役立ちますので私はお勧めします。
3.泳いだ距離と時間を手入力する
デバイスを使わず、泳いだ距離と時間を手入力してトレーニングピークスに計算してもらう方法です。
距離と泳いだ時間(レスト含まず)を入力して保存すると、保存時に計算してくれます。
→
メリット)どこでもできる
ハードル)距離と時間を覚えておく必要がある、ガーミンとトレーニングピークス両方に入れるのが面倒
正直、時計禁止プールならこれ一択ですかね。
泳いだ時間は入水時間ではなく実際に泳いでいる時間を足します。なので全てのラップ(アップもダウンも)はプールの時計をチェックして大体覚えておきます。
とは言えめんどくさいので「アップとダウンが2分ペースで、キックが1分50秒ペースで、メインが1分35秒ペースだったから、トータルでは1分40秒ペースでいいかな」なんてところに落ち着くと思いますが。
他にも、厳密な計算方法で計算して入力する、という方法があるのですが、レストタイムも厳密に管理すら必要があり現実的でないので割愛します。
スイムTSSを管理するために便利なもの
ガーミンフォアアスリート945と、それが使えるプール、です。
プールは家や職場からの距離で選んでる人が多いと思いますが、時計がつけられるという条件で選んでもいいと思うほどメリットがあります。
もしくは、他社例やカバー使用例などで通っているジムを説得するか。
何がいいって、ちゃんとペースを意識して練習するようになるということです。可視化されるとサボらない。
スイムが苦手な方は、そもそもペースやタイムを測ってない方が多いですが、メイン練習では必ずタイムを計りましょう(ドリルは動きに集中で良い)。タイムを意識することで、あるべきフォームを維持しようと集中できるのです。
ガーミンフォアアスリートは945がお勧めです。加速度センサーが断然良くなりました。
スイムでTSSを測る方法を解説しました。
ちゃんと測って高強度練習もやれば、週3回で週120〜200TSSほどいきます。
実際、スイム終わってしっかり疲労感を感じる時は60〜70TSS積んでる事が多いです。スイムもしっかりTSS計算して、トータルで体力と疲労を管理していきましょう。
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