オカンの研究内容、まとめてみました。

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オカンアスリートの研究室

ロードバイクの輸送方法 (2)ケース比較

ロードバイクやTTバイクの輸送方法について、第2回です。

今回はケースについて。
これから購入する方の参考になればと思います。

 

バイク輸送ケースのパターン

ざっと分けて4種類、ソフトケース、ハードケース、プラスチック/強化ダンボールタイプ、段ボール、かなと思います。
いわゆる輪行袋は入りません。運送屋さんに預けられる強度ではないですね。

ソフトケース:
布製・革製などのケース。輪行袋とは違い底やサイドが強化されていて、内部に自転車を固定できるバンドなどがついている。
シーコン、イーボックなど

ハードケース:
内側にクッション性のあるウレタンやスポンジなどが貼られたアルミや樹脂性のハードケース。
TNI、オーストリッチなど。

プラスチック/強化ダンボールケース:
プラスチックダンボール(以下プラダン)や2重3重の強化段ボールで作られた箱。中には緩衝剤や固定バンドなどはなく利用者が自転車を充分にカバーして入れることを想定している。
エイカー、プレミアなど。

段ボール:
自転車メーカーから自転車販売店にフレーム等を送る際の段ボール。自転車屋に依頼すれば貰える場合がある。
3~4000円の段ボールケース製品もここに分類。BTBなど。

 

私が実際にバイクを運ぶのに使ったことがあるのは③と④のみです。まずはこれを解説していきます。

 

プラスチック/強化ダンボールケース

私の使っているプラダンタイプです。私は「プレミア パネルガードバイクケース」を使ってます。
幅128、高さ77、奥行き24cm、重量(カタログ値):6.3kg。

一枚ものの大きなパーツ(前-底-後ろ-フタ部分)と、サイド部分になる小さなパーツ2枚から成ります。

強力マジックテープでパーツを張り合わせて箱の形に組みます。

基本的にはただの箱で、バイクを固定する機能はありません。なので、箱の中でバイクが動かないように工夫しなければいけません。
パーツをどこまで外さないといけないかは各メーカーのサイズとバイクのサイズによります。
私の使っているKATANAのSサイズだとこれくらいのサイズ感。

ホイール前後は外します。

別売りの固定用具を使えば上下そのままで、使わなければ上下ひっくり返して入れる形になります。

いずれにしてもハンドル幅(38㎝を使っています)はそのままでは引っかかるので最大まできってフレームと固定。DHバーが突出したままだと入らないのでステムを緩めて下に倒してコンパクトにすれば入ります。現地ではハンドルの角度のみ調節すればいいのでマーキングしていればできるでしょう。

高さは158㎝の私のサドルならそのままいけますが、ほとんどの方はサドルを下げるか、シートポストを抜いて入れることになります。

ペダルはスピードプレイなら外さなくても入りましたが、シマノSPD-SLでは当たります。外してしまった方が苦労しないと思います。

バイク本体、ホイール前後を詰めても、かなり空白があります。ここにウェアやシューズなどを詰めこんで送れば、基本的には身の回り品だけで現地入りできると思います。(実際にはホイールは包んで入れてます)

なお、段ボールで台を作ってしまえば上に荷物を置いてもフレームに負荷がかかりません。フレームを巻いたりもできますし、プチプチ+段ボールはたくさん使います。大会前には集めておきましょう。

軽いしたくさん入るしカバーも付いているし頑丈だし何度も使えてお勧めです。私はやったことはありませんが、国内線で荷物として持っていく場合でも取り外しができるキャスターが付属しているので電車でも運べて、預ける時には外して安定させることができます。とれも使いやすい商品だと思います。

Amazonでも楽天でも取扱いあり。固定用の台も一緒に買うのがお勧めです。

 

同じ段ボールタイプ製品とのサイズ比較をしておきます。


ACOR バイクポータースマートサイズ
材質:プラスチック段ボール
重量:3300g
外寸:幅1150×高さ810×奥行305㎜

プレミアより高さと奥行きがある分、幅が短くなっています。奥行きが広いと詰めやすいのですが、115㎝はちょっとハンドルを外さないと厳しいかもしれません。

 


ACOR バイクポーターPRO
材質:プラスチック段ボール
重量:2300g
外寸:幅1060×高さ740×奥行230㎜

「海外渡航で超過料金にならないサイズ(203)」のPROです。高さと奥行きはプレミアとほぼ一緒ですが、幅が106㎝になってます。
これは相当詰めるのが難しいサイズです。段ボールのところで解説します。

 

段ボール

では③と同じことが自転車屋でもらう段ボールでできるかやってみます。できれば、高価なバッグを買わずに毎回もらえばタダで済みますし、保管場所が要らないですからね。

メーカーによって全然違うと思いますので一例です。CEEPOの段ボールです。サイズは幅104cm、高さ63cm、奥行き21.5cmでした。

バイクを横に置いてみます。この時点で全然入らないなってのは分かります。

ハンドルは確実に外さないといけません。リアディレイラーも外さないと無理ですね。フロントフォークは抜かないでいけるかな~ギリギリかな~というところ。高さはシートポストも抜いて、フレームによってはチェーンリングが当たるのでクランクも外さないといけませんね。

つまり、これを使ってロードバイクやTTバイクを送るためには、「自転車を組む知識と技術がある」人に限られるということになります。

私はまあこのKATANAを自分で組んだのでできるっちゃーできますが、遠征先では極力やりたくないですね(^^;特にフロントフォーク抜くのは絶対やりたくないです。

なお、これは3辺合計203㎝で作られているケースも同じです。203㎝というのは国際線に超過料金なしで詰めるサイズなのですが、2017年1月現在ANAは自転車については292㎝まで拡大されていますのでANAを利用する分には無理に203㎝サイズを使うことはないでしょう。JALは203㎝を超えるとアジアで1万円、北中南米・ヨーロッパで2万取られます。
国内線については230㎝やそれ以上であっても超過料金はかかりません。ただし小型機はそもそも乗らない可能性があります。五島便とか極力止めて下さいね。

これはTTバイク用の箱ですが、ロードバイク用でもほぼ変わりませんでした。ただ、クロスバイク完成車やママチャリ用の段ボールであれば、プラダンケースの大きい物と同じかそれ以上の物もあるでしょう。一度お知り合いのバイクショップや近所の自転車屋さんに聞いてみてはいかがでしょうか。

 

ソフトケース

さて、それではソフトケースについてです。「シーコントライアスロン」に限定して解説します。

ここまで、強化段ボールケースや段ボールの梱包について読んで、「作業的にハードルが高い」と思われた方もいるのではないでしょうか。ペダルを外す、ハンドルを回す、など。
遠征をする限り、ある程度まではバイクメンテができた方がいいと思っているので、こんなシリーズを書いているのですが(女子でもできるバイクメンテシリーズ)、とは言ってもどうしても時間や手間をかけたくないという人もいると思います。

そんな方は「シーコントライアスロン」一択かもしれません。
私は使ったことはないので、内部構造や梱包についてはこちらをご覧ください。お友達のぴよぴよさんのブログです。とても丁寧に解説してあります。
シーコンにバイクを入れてみた : 思い立ったが吉日

ホイール以外なにも外さず、ハンドルやDTバーもほぼその形のまま入れることができ、慣れたら10分もあれば梱包できると思います。

価格は高いですが、ソフトケースであるため前回書いた「サイクリングヤマト便」が使用可能、送る回数が増えてくればどんどん差額が大きくなり数年でプラダンケースとの価格差を吸収できてしまいます。

Wiggleがめちゃめちゃ安い。Amazonと2万くらい差があります。(画像クリックでwiggleの商品ページへ)

ただし!シーコンの利用は国内に限ることを強くお勧めします。海外遠征にはお使いにならない方がいい。

国内の運送会社や飛行機は取扱いが丁寧で、まず横にしたり縦にしたりということはないでしょう。でも国際線の荷物の取り扱いはそれはそれは乱暴で、横にする、投げる、は当たり前と聞きます。

これ見て下さい。ベルトコンベア上はもちろん横倒し、右の兄ちゃんの後ろのシーコンはキャスターが上です。上下ひっくり返されています。キャスターが下だと安定しないので当然こうなります。

段ボールケースで持ち込む場合であっても内部を相当に保護して動かないようにすべきですが、シーコンについては内部をミイラ状態にしていてもホイールが守れるかどうか・・・。

 

シーコンのメリットは大きい(梱包が楽、安く送れる)のですが、私がお勧めするのはプレミアのパネルガードです。やはりソフトケースは何かと不安ですし、輸送中の破損トラブルも多く聞きます。
もちろんプラダンケースであっても十分な梱包は必要です。

以上、ロードバイク輸送ケースについて書きました。ご参考になれば幸いです。

次回は、プラダンケースにバイクを詰める際のテクニックや荷物がどれだけ入るのかなどをご説明したいと思います。相当先になるかもしれませんので気長にお待ちください(笑)

 

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宜しくお願いします(^^)



関連記事

    • こーてん
    • 2017年 2月 14日

    オカンさん

    詳細な説明ありがとうございます。
    ニューバイク購入時にケースも買い替えようと思っているので非常に参考になります!
    Facebookの皆さんのコメントも参考になりました。

    「五島便とか極力止めて下さいね。」とありますが、中国・杭州から向かうため、ANA便にバイク載せて五島に向かいます(汗)。
    グッディーバイクボックスを使っている私をどこかで見かけても睨まないでくださいね(笑)。

      • rumiokan
      • 2017年 2月 14日

      >こーてんさん
      日本国内であればそう神経質になることはないと思うんですけど、
      海外は恐ろしい扱われ方をしているようですからね~(^^;;

      あ、はい、海外からの参戦の場合はしょうがないと思います(^^;
      福岡からフェリーで運ぶにもその間の移動をどうするんだという問題がありますしね。
      受け取りの際にもしかしたら福江空港のグラホスさんに注意を受けるかもしれません(見たことあるw)

        • こーてん
        • 2017年 5月 20日

        オカンさん

        いつも、いろんな、ためになる情報ありがとうございます!
        五島は久々なので、コース説明など、非常に参考になります。

        さて・・・、オカンさんのFacebook経由で知った
        http://gototri.com/entry/paper/2017ci-0511ver2.pdf
        に、

        九州商船(株)運航のジェットフォイルおよび全日空(ANA)、オリエンタル・エアブリッジ(ORC)の福江空港発着便には、各社より自転車(バイクトランクを含む)の持ち込みができない旨の通知がきておりますので、両便をご利用予定の方は必ず宅配便等で別送してください

        とあり、先日(2月?)、ANAに問い合わせした時は、「空きがあればOK」と言われていたのですが、念のために電話で問い合わせしたところ「絶対ダメ」的な回答でした・・・。

        中国は5月29、30日が祭日なので、ちょっとだけ帰国するので、そのタイミングでバイクを持って帰り、早々に、送る手配をしなければならなさそうな感じになって来ました(汗)

        私にとっては大会でゴールするよりも、五島に到着するほうのハードルが高い感じになってまいりました(笑)

        オカンさんに負けないよう、あと、少しですが、頑張ります!

          • rumiokan
          • 2017年 5月 20日

          >こーてんさん
          なんですってー!(@_@;
          そりゃ困りましたね・・・。絶対ダメ的な回答か~~~。
          いやしかし、かなりの数の海外からの参加者がいるはずなんですがどうやって運ぶのかしら?
          長崎空港なり福岡空港なりに離陸して、タクシーで港まで行って、フェリーかな?

          しかし今回はその時間はないのですよね?
          ではその一時帰国のタイミングでご家族に託すしかありませんね~・・・。
          確かに自転車が載るようなサイズの飛行機ではないので、ダメ、というのはしょうがないと思うのですが
          事前に確認してそれで手配しているのにそりゃ~ないな~って感じですね。

          無事たどり着いて、会場で固く握手しましょう!!(笑)
          お会いできるの楽しみにしております!

  1. エイカ―のプラ段のを買おうかなと考えています。

    いずれにしても初めての遠征なのでこれも少し早めに準備して一度練習しておかなくてはと思います。

    レース自体のハードルも高いですが、準備もあれやこれやとなかなか大変ですね。

    わかりやすい解説ありがとうございます。

      • rumiokan
      • 2017年 2月 15日

      >zakiさん
      プラ段、使ってるうちにどうしても膨らんでくるんで、
      内部補強はちょっと考えた方がいいかもです。

      そうそう!私も1回目2回目くらいはだいぶリハーサルしましたよ。
      向こうで軽く掃除して梱包するために何がいるかも考えておかないと帰りも困りますし。
      当然何か外したら取付けができないといけませんし、外したものを忘れるなんてとんでもないミスもありえます。
      シミュレーション、練習、リスト化、です。時間かかりますからほんと先に先に!(^^)

    • こーてん
    • 2017年 2月 14日

    オカンさん

    いつも丁寧なレスありがとうございます。

    ANAは電話で203cm以内であればOKと聞いていたのですが、心配になってきたので(汗)、電話で再確認してみました。
    203cm以内、かつ、『最も長い辺が160cm以内であればOK』とのこと。福岡~福江の飛行機は小さく、最後に搭載するので、最悪、お断りする場合があるとのこと。
    断られたくないので(まぁ、大丈夫だとは思いますが…)、五島に9:30着という一番、早い便に変更しました。早すぎ!(笑)

    またもや本題から、外れてしまいました。失礼しました m(_”_)m

      • rumiokan
      • 2017年 2月 15日

      >こーてんさん
      ANA203㎝以内でした??中身は自転車(スポーツ用品)ですって言っても?
      うーん、その辺が曖昧でよく分からないんですよね~><
      でも、203㎝以内で作れるならそれに越したことないですね!

      金曜9:30着ですか~。それはたっぷり観光できますね(笑)
      レンタカーでコース下見ですね~(^^)

        • こーてん
        • 2017年 5月 20日

        オカンさん

        あ、さきほど冒頭のコメントにレスしてしまいましたが、こっちに返信したほうが分かりやすかったですね。
        スミマセン。

        宮古島では結構な数の人が、飛行機のチェックイン時に預けていましたが、
        https://www.ana.co.jp/domestic/departure/inflight/seatmap/detail.html?c=q84
        このサイズの飛行機ではそういうわけにもいかなそうですね。

          • rumiokan
          • 2017年 5月 20日

          >こーてんさん
          うーん、私は宮古島でも基本NGじゃね?と思ってるんですけどね。
          実際公式サイトにも「送ってください」って書いてるもん。
          それでも宮古島だけは(石垣もかな)物凄く持ち込むひと多いですね。
          知り合いでもみんな持って行くので、送ったらええのになぁ・・・って思ってました。

          でも今回宮古島帰りの人に聞いたら、送ったらなんと2週間帰ってこなかったそうなので、
          そりゃ他のレースとの兼ね合い考えたらしゃあないかなあと思ったりも(^^;
          五島は離島と言ってもちゃんと大阪長崎で2日後につきます(^^)

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