ロードバイクのペダルの取り外し・取り付け(バイク輸送時に必須)

バイクメンテナンス

ちょっと予定とは順番が違いますが、
今回は、トライアスロンレースでバイクを輸送する時に必須の作業となる、「ペダルの脱着」について書きたいと思います。

輸送箱によっては外さずに入れられる場合もあるのですが、ペダルがあることでどうしても横幅を取り斜めに置かないといけなかったり、輸送箱に当たって横から圧がかかってしまう可能性があります。作業的には容易ですので、外してしまった方がパッキングの作業は楽になります。

ショップで適切に組んでもらっているバイクであれば、初めてペダルを外す時はかなり苦労します。非力な女性であれば特に。
私がやって外れた方法を書きますので試してみてください。

ペダルのネジ方向について

ペダルのネジは左右で方向が違います。右ペダルは右ネジ、左ペダルは左ネジです。「右ネジ」とは、「右に回すと締まる」ということです。通常のネジですね。「左ネジ」はそれとは逆で、「左に回すと締まる」ようになっています。ペダルを踏んで力をかけたときにネジが外れる方向にならないように設計されているわけです。

なので、外す時には、右のペダルは左に回す、左のペダルは右に回す、ということになります。

ペダルを外すための工具

ペダルレンチ、を使います。(デュラエースペダルは8mmアーレンキーを使います)

dsc_1124

ペダルのボルトのこの平らになった部分に、レンチを合わせて回すようになっています。

dsc_1125

 

ペダルの外し方

では、右ペダルからやっていきます。右は右ネジ。なので、外すには左に回します。

後輪が回ると力がかけられませんので、スタンドには立てず床に置いてください。バイク左を壁に付けて安定している方がいいです。

(ここから写真ではフラットペダルですが、SPDなどビンディングペダルでも同じです。)

ペダルを、時計で言って3時や4時の位置に置きます。ペダルの下に古雑誌を積んで付けて安定させると尚よし。

dsc_1127

左手はフレームを持って支えて安定させます。

ペダルレンチを平らな部分に合わせて差し込みます。平らな部分の位置によって変わるので、この角度になるとは限りません。

dsc_1128

ペダルを足で踏みます。

dsc_1129

ペダルレンチを手前に(体側に)体重をかけてグッと回します。写真の位置であれば下に押す感じとなります。

dsc_1130

これで回るはずです。私は回りました。回らなければ、ペダルの下に雑誌を置いて付けて安定させる、を試してください。
最初の硬いのが外れれば、あとは手でも回せます。

dsc_1131

逆もやってみます。左ペダルは左ネジですので外す時は右回し。
右を壁にしてバイクを支え、ペダル9時か8時の位置に。

dsc_1132

ペダルレンチを差し込みます。今回は身体から遠い位置にありました。

dsc_1133

ペダルを足で踏んで、

dsc_1134

ペダルレンチを手前に(体側に)体重をかけてグッと回します。先ほどの位置と違い、この場合は手前に引くことになります。

dsc_1135

最初の硬いのが回ればあとは手で外せます。

dsc_1136

外したついでに、ペダルのネジ山とクランクのネジ山をパーツクリーナーで綺麗にしておきましょう。

 

付けるときはペダル、クランク両方のネジ山に丁寧にグリスを塗っておきます。

付けるときは動かす方向は反対です。右のペダルは右に回して締める、つまりペダルレンチを差し込んで、バイク進行方向「前」にレンチを回します。左も進行方向「前」にレンチを回します。

dsc_1140

ネジ方向が違うので左右のペダルは絶対に間違えないように。左右逆のペダルを無理に取り付けようとするとネジを潰してしまいます。

ペダル取り付けの適正値は、女子の力では少し厳しいかもしれません。しかも作業は遠征先のホテルの狭い部屋や屋外だったりと作業しやすい状況でないかも。できれば、レース前にメカニックブースで締め付けをやってもらいたいところです。
構造上、レース中に普通に前に前にペダルを踏んでいて外れることはありませんが、間違っても軽く回して終わりにせず、しっかりとペダルレンチに体重をかけて前に倒して締め付けてください。

ペダルレンチについて

脱着のしやすさはペダルレンチにかかっています。

私はバイクハンドのこれを買って使っています。「問題なく使える」という評価ですが、少ない力で外せるか、と言われるとちょっと厳しいかもしれません。

後ろがボックスレンチになっていて、ちょっと持ちにくいんですね。
ただ、この価格帯の物でも作業はできています。

ちょっと高いのですが、これが凄く評価が高いです。
他のペダルレンチでびくともしなかったペダルがあっさり回ったと。

そう使うものではないですが、力のいる作業なので、女性の方は特にいいものをお買いになった方が安心して作業できると思います。

なお、輸送時にペダルを外した場合、絶対に輸送箱にペダルとペダルレンチを入れるのを忘れないように気を付けてください!!!!(笑)

以上、バイクの輸送時の作業の一つとして、ペダルの脱着について説明しました。力のいる作業ですが、コツさえわかれば女子でも自分でできると思います。バイク転倒に気を付けて頑張ってやってみてください。

にほんブログ村 その他スポーツブログへにほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへにほんブログ村 その他スポーツブログ トライアスロンへ

 

バイクメンテ解説シリーズ

1-1.ブレーキ編:ブレーキの仕組みをみてみよう
1-2.ブレーキ編:よくあるブレーキのトラブルと対処方法
1-3.ブレーキ編:ブレーキシューを交換してみよう
1-4.ブレーキ編:ブレーキの調整方法を知っておこう
1-5.ブレーキ編:ブレーキワイヤーの交換に挑戦しよう

2-1.変速編:ディレイラーの仕組みをみてみよう
フロントディレイラー編
リアディレイラー編
2-2.変速編:よくあるディレイラーのトラブルと対処方法
2-3.変速編:ディレイラーの掃除と注油
2-4.変速編:ディレイラーの調整方法を知っておこう
リアディレイラー編
フロントディレイラー編
2-5.変速編:シフトワイヤーの交換に挑戦しよう(準備中)

3-1.スプロケットを取り外して取り付けてみよう
3-2.チェーンを交換してみよう(準備中)
3-3.CO2ボンベの使い方を覚えておこう(準備中)
3-4.ペダルの取り外し・取り付けをしてみよう
3-5.クランクの脱着と掃除の仕方を知っておこう
番外)知っておきたいクランクの基本キーワード

4-1.バイク輸送の方法いろいろとその比較
4-2.バイク輸送のケースの比較
4-3.バイクをバラして箱に詰めてみよう

 

人気記事 「トライアスロンは痩せますか?」への答え

人気記事 社内にトライアスロン部・サークルがある会社【社長が部員な会社も!】

« »