ディレイラーの掃除と注油方法【画像で解説】

バイクメンテナンス

ロードバイクのメンテナンス方法を解説しています。
今回はディレイラーです。

調整方法を説明する前に、掃除と注油について先に触れておきます。変速の動きが悪くなったら、まず先に掃除をして注油を試してください。


フロントディレイラーの清掃と注油

泥や異物が付いてたら歯ブラシなどで落とし、パーツクリーナーをしみこませたウエスで全体的に汚れをふき取ります。フロントディレイラーは高い位置にあるのでそんなに泥汚れが付くことはないと思いますが、チェーンの汚れは飛んでくると思うので雨の日の後はかならず拭いておきたいです。

注油する場所は、「動く場所」です。覚えるより、動かして見てみればいいと思います。ちなみにこのピンの位置。
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動いているのはあくまでもこのピンの中なので、中にオイルが入り込むようにチュッと少量を吹き付けます。外側にたくさん吹き付けても意味がないです。
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全部挿したら何回か変速動作を繰り返して動かして、オイルをしみわたらせてあげます。

最後、外側に出ているオイルは全部綺麗なウエスでふき取っておきましょう。外に出ているオイルは汚れを取り込んでしまいます。


リアディレイラーの清掃と注油

チェーンを洗うタイミングで一緒に綺麗にして注油するのがいいと思います。チェーンだけ綺麗にしてもプーリーがモロモロだとまた汚れが付いちゃいますし(^^;

歯ブラシや綿棒などで汚れを落とします。フロントディレイラーよりパーツが細かいし、取りつけた状態だと裏側が難しいですね。取り外して掃除できればまだ楽なのですが、ワイヤーの取り外しがあるのでそう頻繁にやらない方がいいかなとも思います。(ワイヤーの再固定はワイヤーを傷める)

動く部分に注油します。下側に4か所と、
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その反対部分。上から見たところです。
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プーリーも両面からと、プーリーを動かす部分も。
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付いたままだと難しいですけどね~~(^^;細い口のスプレータイプが使いやすいですね。
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そして何回も動かしてオイルをいきわたらせて、表に出ている油を綺麗なウエスでふき取って終了です♪

特にプーリーは汚れが溜まりやすいのでマメにおそうじを。そして外側に出ている余ったオイルは必ずふき取って下さい。余ってるとそこにどんどん汚れが付いてしまいますよ。

ホースで水ぶっかけて全体洗車をした後などはかならず注油しておきましょう!

 

オイルはそんなにいろいろ使ってないのでお勧めは分からないのですが、、、

ド定番のこれを使っています。ワコーズのメンテループ。

あと、これをレースの賞品でもらったので使ってますが、アマゾンの評判はいいですね。

ウエスはこれがお勧めです。大判でガシガシ使えます。

ただまあまあ固いんで、細かいところに滑り込ませるのは向いてないかな~。布と併用したいところですね。

雨の中走ってなくても、月に1回は掃除と注油をしておきたいですね~。ガシガシって感じの動きが滑らかになると気持ちいいですよ(^^)

次はディレイラー調整を解説します。



バイクメンテ解説シリーズ

1-1.ブレーキ編:ブレーキの仕組みをみてみよう
1-2.ブレーキ編:よくあるブレーキのトラブルと対処方法
1-3.ブレーキ編:ブレーキシューを交換してみよう
1-4.ブレーキ編:ブレーキの調整方法を知っておこう
1-5.ブレーキ編:ブレーキワイヤーの交換に挑戦しよう

2-1.変速編:ディレイラーの仕組みをみてみよう
フロントディレイラー編
リアディレイラー編
2-2.変速編:よくあるディレイラーのトラブルと対処方法
2-3.変速編:ディレイラーの掃除と注油
2-4.変速編:ディレイラーの調整方法を知っておこう
リアディレイラー編
フロントディレイラー編
2-5.変速編:シフトワイヤーの交換に挑戦しよう(準備中)

3-1.スプロケットを取り外して取り付けてみよう
3-2.チェーンを交換してみよう(準備中)
3-3.CO2ボンベの使い方を覚えておこう(準備中)
3-4.ペダルの取り外し・取り付けをしてみよう
3-5.クランクの脱着と掃除の仕方を知っておこう
番外)知っておきたいクランクの基本キーワード

4-1.バイク輸送の方法いろいろとその比較
4-2.バイク輸送のケースの比較
4-3.バイクをバラして箱に詰めてみよう



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